SSブログ
労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
 
労働衛生工学(記述式)過去問【更新】R04分追加完了
健康管理(記述式)過去問R03分まで[R04分連載開始]
 
労働衛生工学:記述式の出題ポイント 索引【更新】
(各種労働衛生関係の講習会での修了テスト問題から編集)
  

事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。

 
口述試験:衛生工学の情報のまとめ(クリックすると開きます)
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。

令和3年度「第49回」労働衛生コンサルタント試験(労働衛生工学)回答速報3 [労働衛生コンサルタント過去問:労働衛生工学]

友人から入手した試験問題を元に、回答案を考えています。

暫くすると、試験協会のHPにも掲載されますが、労働衛生工学については、正解が開示されないので、皆さんのご意見もコメントで頂ければ幸いです。

 

例年通り、問2は物理的有害因子に対する衛生管理の問題です。

今年は、騒音作業の作業管理です。

R03toi2.jpg 

小問(1)は穴埋めで専門的知識を問うています。

 

問2 騒音ばく露作業における作業管理に関して、以下の設問に答えよ。

尚必要に応じて、Log10(2)=0.30、Log10(3)=0.48、Log10(5)=0.70、Log10(7)=0.85、ルート2=1.414、ルート3=1.732、ルート5=2.236 を用いよ。


(1)次の文章および、表1中の空欄【A】【U】に当てはまる語句、数式、数値などを解答用紙の回答欄に記入せよ。ただし、おなじ記号の空欄には、おなじ語句が入る。


騒音ばく露は、音圧に周波数重み付けを施した【A】音圧を使用して、【B】と呼ばれる量で評価する。騒音の【C】【A】音圧の【D】(記号はpで表す。)の【E】に比例するので、基準音圧をp0とすると、【B】は式【F】で表される事が出来る。この式により、騒音の【C】が2倍になると、【B】【G】dB増加する。また、pが2倍になれば、【B】【H】dB増加することになる。


実際の騒音は、時間変動するため、時刻t0[秒]からt0+T[秒]までの、T秒間における瞬時【A】音圧p(t)の【E】の時間平均は、式【I】で表されるが、これは、T秒間における(pの二乗)に等しい。この関係を【F】に代入することにより、式【J】が得られるが、これを【K】と呼んでいる。


日本産業衛生学会が定める騒音のばく露許容基準は、「この基準以下であれば、一日8時間以内のばく露が常習的に10年以上続いた場合にも、騒音性永久閾値移動(NIPTS)を1KHz以下の周波数で、10dB以下、2kHzで15dB以下、3kHz以上の周波数で20dB以下にとどめることが期待できる」というものである。その分析方法の一つとしてオクターブ分析がある。オクターブ分析では、各オクターブバンドの中心周波数をf0、下限周波数をf1、上限周波数をf2とすると、f0は、f1とf2の【L】平均として定義され、式【M】で表される。また、f1とf2の関係式は、式【N】で表される。従って、各オクターブバンドの周波数範囲と【A】周波数重み付けの関係は、表1のようになる。なお、周波数重み付けにはほかに、【O】と呼ばれるものが有り、表1に示す様な特性を持っている。


表 オクターブバンドの周波数重み付け

中心周波数

 (Hz)

周波数範囲

 (Hz)

【A】特性周波数

重み付け

【O】特性周波数

重み付け

250

177~【P】

-9

500

【P】~【Q】

-3

1k

【Q】~【R】

2k

【R】~【S】

+1

4k

【S】~【T】

+1

-1

8k

【T】~【U】

-1

-3



小生の回答案(少々時間が掛かってしまいましたが、勉強されてきた方には簡単だったのかも)


【A】

【a特性】

【B】

【騒音レベル】

【C】

【音圧レベル】

【D】

【実効値】

【E】

【対数】

【F】

http://www.e-jemai.jp/jemai_club/pdf/kiso_souonshindo_slide.pdfより

【G】

【3】

【H】

【6】

【I】

http://esd.env.kitakyu-u.ac.jp/kuroki/KAANET_kaap/noise/Leq_m.html

【J】

 https://www.eic.or.jp/ecoterm/?act=view&serial=1861より引用

【K】

【等価騒音レベル】

【L】

【幾何】

【M】

√(f1×f2) 

【N】

2=f2/f1  

【O】

 C特性

【P】

 354  式Mと式Nから、f2=√2×f0です。

【Q】

 707

【R】

 1414

【S】

 2828

【T】

 5656

【U】

 11312

回答に疑問がある場合は、アドバイスお待ちしています。

 

明日は、小問(2)に進みたいと思います。

 

最後まで読んで頂きありがとうございます。 下記のリンクをポチっとクリックして頂けると更新の励みになります。
  にほんブログ村 資格ブログ 国家試験へ
にほんブログ村  
 
 
資格・スキルアップランキング


#労働衛生コンサルタント,#口述試験,#試験対策,#労働衛生工学,#筆記試験,#記述式試験




nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:資格・学び

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。