7月19日、「六価クロムの水質環境基準等の改定について」、中央環境審議会(環境省)から答申が出されました。来年4月施行(予定)。


https://www.env.go.jp/council/49wat-doj/02_1.html



https://www.env.go.jp/council/49wat-doj/y490-02b/mat02_1.pdf




項目名 現行の基準値  → 新たな基準値


六価クロム 0.05 mg/L以下 → 0.02 mg/L以下




(地下水基準値も、遅れて改正されると思われます)




経緯:


2018年9月 


内閣府食品安全委員会において、


六価クロムの耐容一日摂取量(TDI)が1.1μg/kg体重/日と評価


 

2020年4月 


水道水質基準の基準値が0.05mg/Lから0.02mg/Lに改正


 


土壌溶出量基準まで改正の議論が影響するかどうかは不明です。


今回の基準値強化で、現行の測定法の一部が、検出感度不足となるため、

測定法についても改正される予定です。



分析方法への影響JISK0102規格


65.2 .1:ジフェニルカルバジド吸光光度法


→使用するセルを原則として光路長50mmと明記




65.2 .3~6:電気加熱原子吸光法、ICP発光分光分析法、ICP質量分析法、流れ分析法


→標準品を用いた添加回収率確認作業を追加


   


65.2 .2:フレーム原子吸光法


→目標とする定量下限値(0.01mg/L)等を満たさないことから削除


 

秋ごろ環境省告示が発出されるということです。

 



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