令和二年度の臭気判定士試験の受付開始について、環境省から報道発表がありました。
におい・かおり環境協会のホームページから、受験案内がダウンロードできます。
悪臭は、典型7公害の一つなので、環境省の管轄ですね。
騒音・振動や悪臭といった感覚公害に関しては、周辺住民のばく露を低減する事業者に対する規制と、労働者のばく露を低減する衛生的な規制の両方がありますが、悪臭については物質固有の有害性が、臭気と一対一ではないので衛生管理の対象には、なっていないという面白さ?があります。
とはいえ現場監査や巡視では「臭い」でトラブルに気が付くことも多いと思いますので、嗅覚は大事ですね(笑)。
さて、この臭気判定士の資格は、法令や測定技術・管理技術の試験ですが、判定士の免許申請には申請一年以内の「嗅覚検査」に合格している必要があります。
におい・かおり環境協会の嗅覚検査日のご案内
要するに、人の嗅覚で判定するので、嗅ぎ分ける必要はないのですが、嗅覚が「人並み」であることが求められています。この辺りが「ふうん」という感じですね。ちなみに、嗅覚検査は、免許更新(5年)毎に受ける必要があるんだそうです。分析機器の校正みたいのものかな(笑)。
尚、試験の方の受験支援としては、下記の「臭気判定技術講習会」が役に立つんだそうです。
試験科目は5科目
A | 嗅 覚 概 論 | 6 問 (各1 点) | ||||||
B | 悪臭防止行政 | 8 問 (各1 点) | ||||||
C | 悪臭測定概論 | 8 問 (各1 点) | ||||||
D | 分析統計概論 | 8 問 (各1 点) | ||||||
E | 臭気指数等の 測定実務 | 拓一 | 8 問 (各1 点) | |||||
計算 | 6 問 (各2 点) | |||||||
参考書・書籍は下記のようなものだそうです。
一時期、環境計量士の資格を取った後で、この資格にも注目したのですが、実技(嗅覚検査)と5年更新という点で、二の足を踏んでいます(笑)。