日科技連さんの、月例講演会をwebで拝聴しました。
最近、ヒューマンエラーに関心があるので、参加してみたのですが、
話し方も上手でしたが、章立てが興味をそそる構成になっており、流石、学生さんの講義で日々苦労されて得られた知識・技術が結集している感じです
講演の資料は配付されなかったのですが、講演の元になった書籍を早速購入して、
復習しています。
【目次】
第1章 なぜ改善は難しいのか?
第2章 人間工学的なモノの見方で改善を行うための基礎
第3章 できない相談をしていませんか?(人間工学から見た人間の限界を知ろう)
第4章 改善対象を発見しよう(その1:人間の限界を試す悪例との比較)
第5章 改善対象を発見しよう(その2:言い訳法による身の回りの問題の発掘)
第6章 ではどうやって改善するべきか?
第7章 難しい作業を簡単にするための原則を導入しよう!
第8章 人間工学的なモノの見方による具体的な改善の例
第9章 よい改善提案書を書こう!
第4章と第5章が、現場の方に一番フィットする内容だと思います。
「人の限界」は「ヒューマンエラーが無くならない」ということを科学的に分析した結果なのですが、講演では「悪例」で説明することで、更に理解が強く深くなったように感じました。
「言い訳法による課題抽出」は、現場でも良くやる「ワイガヤ」を、プログラム化した感じで初心者にも取っつきやすい仕組みになっていると思いました。「言い訳」に着目するのが目から鱗です。管理職だと、部下の失敗の言い訳を聞きたくないと思ってしまうのですが、「言い訳」にこそ、「人間工学的な」課題が潜んでいるという驚きと納得感がありました。
書籍は、本文以外に、コラム形式で、捕捉情報が紹介されていたり、各章ごとに「その章のまとめ」が書かれていたりするので、改善の教科書としても使いやすいと思いました。
お勧めの一冊です。
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