令和2年度衛生週間について、実施要項が発表されました。毎年10月1日から7日までを本週間、9月1日から30日までを準備期間とし、各職場で職場巡視やスローガン掲示、労働衛生に関する講習会・見学会の開催など、さまざまな取組みを展開します。






実施要項の【趣旨】に書かれている内容から、保健衛生・衛生工学の両方の記述式でポイントとなりそうなキーワードを拾い出しますと、以下のようになります。







脳・心臓疾患、精神障害の労災認定件数は、ここ数年は700 件台で推移

働き方改革の推進と相まって、長時間労働による健康障害の防止対策及び

メンタルヘルス対策の推進が必要






高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン

(エイジフレンドリーガイドライン)






日本の労働人口の約3人に1人が何らかの疾病を抱えながら働いている

「事業場における治療と仕事の両立支援のためのガイドライン」






化学物質に起因する労働災害については、年間500 件程度で推移

リスクアセスメント及びその結果に基づくリスク低減対策の実施を更に促進






職業がんの労災補償の新規支給決定者は、石綿による中皮腫・肺がんを中心に年間900 人を超えている

解体・改修前に義務づけられている石綿の有無に関する事前調査や石綿の発散防止措置の徹底のために、石綿障害予防規則を改正





どれも過去問でも出題されていますので、どれを聞かれてもある程度は回答できるようにしておく必要がありますね。回答する内容については、同じ文書の【10実施者の実施事項/(2)準備期間中に実施する事項】にある、重点事項に、各テーマについて、7-8個の重点実施事項があり、ほぼほぼ、この内容を半分以上書ければ、良い線まで行くものと思います。


スローガンは、「みなおして 職場の環境 からだの健康」です。


更に、






本年については、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、

いわゆる“三つの密”(①密閉空間(換気の悪い密閉空間である)、②密集空間(多くの人が密集している)、③密接空間(お互いに手を伸ばしたら届く距離での会話や発声が行われる))を避けることを徹底しつつ、各事業場の労使協力のもと、全国労働衛生週間を実施






ともありますね。


事業所の安全担当としては「階段で手摺を持って」と声を掛けたら、「感染が怖いからイヤ」などと言われて苦労していますが、リモートでの安全ミーティングや、webを使った周知教育など、新しい様式での活動を進めていきたいと思います。


厚労省のリーフレットは地味ですが(笑)、建災防のポスターは、毎年アイドルが登場しています。昨年は、高山 一実さんと、松田 るかさん、今年は、星乃明日美さんと福本莉子さん、って知らんけど(笑)。



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  • 発売日: 2020/07/14

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