呼吸用保護具の選択にあたって、有害成分が何であるか?、どのくらいの濃度で存在しているか?、人体に対してどのような悪影響があるのか?、ということと同時に、どんな形で存在しているのか?ということも重要な要因です。
要するに、気体で存在しているか?液体なのか?固体なのか?
ということと、
固体に関しては、その生成プロセスで分類されています。
気体物質 | ガスと蒸気に分類される | |||
粒子状物質 | ミスト、ダスト、および、ヒュームに分類される | |||
蒸気 | 液体又は固体からの蒸気の発生速度は、温度の上昇と共に急激に大きくなる | |||
ミスト | 液体の微小粒子が空気中に浮遊しているもの。ミストが作業管理上問題となる作業工程は、メッキ工場に特に多い。5~100um | |||
粉じん | 固体物質が粉砕されて生じた微少な粒子で、通常直径が150μm以下の大きさのモノを、粉じん又はダストという。不定形。1~150um | |||
ヒューム | 固体物質の蒸気の凝固によって生じた微細な固体粒子をヒュームと呼ぶ。球状(丸い)0.1~1um | |||
とくに、ヒュームは、金属アーク溶接の関連で、特化則のマンガンに関連した部分が改正されているので、要注目ですね。
また、粉じんは、ずい道工事作業における、粉じん則の規定が改訂されていますので、こちらも要注意です。
さらには、粉じんやヒュームのサイズに関して、インハラブル、レスピラブル、ソラシックという分類になることも重要なポイントです。
主な空気中に浮遊する物質のサイズです。
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