労働衛生コンサルタント口述試験の情報まとめ(その2)



労働衛生コンサルタント、労働安全コンサルタントの筆記試験の結果発表から口述試験まで、約一ヶ月ですが、年末の空いた時間を使って、労働衛生工学の口頭試問(口述試験)について、傾向やら対策やらになるような情報を、ボチボチ挙げていきたいと思います。


受験される方の参考になれば幸いです。




ブログの2投稿目は、口述試験の受験体験について。


 


東京国際フォーラムが会場でした。受付でこんな紙を貰います。



受付の後、待合室で緊張して呼ばれるのを待ちますが、労安コンサル、衛生コンサルの保健衛生も同じ待合室です。科目毎、受験番号順に呼ばれます。


 


口頭試問会場は、受付と待合のあるフロアから一階下の5階の小さい会議室。


 


会議室前の椅子で呼ばれるのを、また待ちますが、前の人が伸びていて5分くらい開始が遅れました。


入室後、荷物とコートの他、受験票以外は入り口そばの、荷物台に置くように指示されます。


その後、席に着席したら、「では、始めますね」と、中央の方がおっしゃって、最初に、区分、受験番号、氏名を聞かれたので、受験票を見ながら答えました。


 


質問は、だいたい以下のような感じです。じっくり考えている時間は無いのですが、出来るだけ落ち着いて答えるようにしました。


 


 






①(真ん中の人が)労働衛生に関しての経歴を説明してください。


②(真ん中の人が)衛生での作業改善実績を説明してください。


 →その時、局所排気装置の設計を担当されましたか?


 →すべて、メーカーに依頼したのですか?


 →改善前にその作業場所での作業環境測定報告にはどう書かれていましたか?


 →左の方から、その現場での化学物質の評価をどうしていましたか?


③(左の人から)有機溶剤以外に、どのような有害物質を使用していましたか?


 →管理濃度の無い物質を使うときには、どのようなことを行いましたか?


④(右の人から)事業所安全担当と労安コンサルの違いは?


 →では、中小企業で、お金が無いので改善できないと言われたらどうしますか?


⑤(左の人から)個人ばく露サンプラーはご存じですか?、個人ばく露サンプラーで、ばく露の無い作業者が、健康診断で有所見だったら何を疑いますか?


⑥(真ん中の人から、最後にと言われ)作業現場で、熱中症のような人を見かけたら、熱中症の恐れがあるかどうかどうやって判断しますか?






 





15分で15問くらい訊かれると、ネットで調べていましたが、丁寧に回答したこともあって、派生する質問が多く、結構時間が掛かったように感じましたが大体15分で終わっていました。


 


受験前にネットで探した体験記や、口述試験問題のメモなどと、そんなには違いは無かったのですが、いざあの場面で訊かれると、なかなかスラスラとは答えられないモノだなと思いました。


とはいえ、試験官の皆さんは、丁寧で紳士的に問いかけてくれますので、焦らずに答えることが出来たのは良かったと思います。


 


次回以降で、その時の回答を反省も踏まえて、紹介したいと思います。また、他の人の試験問題情報や、やり取りのメモなども参考に、問題の傾向や想定問題などもQ&A形式にまとめられたらなと思っています。


 


 


 


#労働衛生コンサルタント,#口述試験,


 


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