労働衛生コンサルタントの筆記試験を受験される方を応援するために、過去問を一問ずつ解いていきたいと思います。<<尚、回答例は小生の見解ですので、誤解誤答・ご不明な点についてはコメントにてご意見を頂きたいと思います。>>
労働衛生工学 第45回(平成29年)問3の続きです。
問3 図1に示す局所排気装置の系統図について以下の設問に答えよ。ただし、ダクトの断面はすべて円形とし、空気密度は1.20 kg/m3、フード3の必要排風量は60.0 m3/min とする。
前日に埋めた局排計算書の残りの部分を計算していきます。
昨日の表はこちら
これらの数字を使って、ダクト各区画の圧力損失を計算します。
数字を表に入力したのが下記です。
赤字の部分の数字と表に元からある数字を使って、
各区画の速度圧を青の矢印順番に掛け算して、部分圧力損失を計算していきます。
直線ダクトに関しては、直管圧損Pa/mの値なので、ダクト長を掛けて部分圧力損失を計算します。
次に、部分圧力損失の値を、累積していきます。
①フード側0-1からから、部分圧力損失を順番に加えていきます。
②排気口からは、18-0から遡って、下から上に加えていきます。
最後に、各区画の静圧を計算します。
ファンより手前:フード側は(静圧=-速度圧ー累積圧力損失)
ファンより外側:排気口側は(静圧=-速度圧+累積圧力損失)
で求めます。
計算結果が下表。
この表を用いて、残りの小問に答えていきます。
残りの小問の回答は、明日また。
沼野先生の本で、みっちり勉強しましょう。