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労働衛生工学(記述式)過去問【更新】R04分追加完了
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口述試験:衛生工学の情報のまとめ(クリックすると開きます)
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令和4年度「第50回」労働衛生コンサルタント試験:記述式科目【労働衛生工学】(その11) [労働衛生コンサルタント過去問:労働衛生工学]

GW前に、昨年2022の労働衛生コンサルタント試験を使って勉強しました。私の回答案を紹介します。

誤答・誤解については、コメント欄でご指摘いただけると助かります。

 

令和3年以前の「労働衛生工学」の過去問については、こちらの過去ブログをご参照ください。

test_shiken_businessman.png   

「#労働衛生工学」の【問4】に取りかかります。

 

【問4】 

 図に示す同一の2台の囲い式フードを設置した局所排気装置について、以下の設問に答えよ。

 ただし、ダクトの断面は全て円形とし、空気密度は1.20 kg/m3 とする。計算は有効数字4桁で行い、解答は4桁目を四捨五入して有効数字3桁で答えよ。解答欄に計算過程の欄がある場合は計算過程を示せ。

衛生工学20220401.jpg

一問ずつ回答案を上げてみます。


(1)図に示す囲い式フード1について必要排風量Q[m3/min]を求めよ。

ただし、囲い式フード1の開口断面は1.40 m × 0.700 m の矩形、制御風速0.50 m/s、開口面の気流分布の補正係数k は1.1 とする。

局排07.jpg 

必要排風量Q(m3/分)=補正係数×制御風速×開口断面の面積×60

なので

Q=1.1×0.5×1.4×0.7×60=32.34  32.3m3/分

 

(2)この囲い式フード1から1.00 m 下流の点(A 点)での速度圧[Pa]と静圧[Pa]を計算せよ。なお、

フードの圧損係数は0.500、また、ダクトの摩擦係数を0.02 とする。

 

円筒形ダクト配管の直径は、図から0.26mなので、断面積は

A=0.13*0.13*3.14=0.5307  0.0531m2

 

排風量と断面積から、流速は

=32.3/0.0531/60=10.14    10.1m/秒

 

速度圧は、流速^2×0.6=

Pv=10.14*10.14*0.6=61.69   61.7Pa

 

囲い式フードの圧力損失は、  速度圧×圧損係数×速度圧

P1=61.69*0.5=30.85     30.9Pa

 

直線ダクト1m分の圧力損失は、  ダクトの摩擦係数×ダクト長/ダクト直径×速度圧

P2=0.02*1.00/0.26*61.69

 

A地点での静圧は、-A地点までの圧力損失ー速度圧

PA地点=-61.69-(30.85+4.75)=-97.28    -97.3Pa 

問3と問4の差がなくなってきて、どちらを選んでも同じ感じがします。
問4の回答は、続きます。
 
 
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間違った箇所をコメントでご指摘頂ければとてもありがたいです。
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