受験される方を応援するために、過去問で良く出題されている用語を解説してみたいと思います。<<尚、回答例は小生の見解ですので、誤解誤答についてはコメントにてご意見を頂きたいと思います。>>

労働衛生のポイントとなる用語の定義に関する問題が良く出ます。

短時間で正確に記述するのはなかなか難しく、丸暗記する訳にもいかないと思いますが、良く出題されている用語は、直接定義を問われなくても、設問に答えるヒントになるので、直前に復習しておくと良いと思います。

今日は、有害物質の労働衛生管理の「三管理」





作業環境管理
主として工学的な対策によって作業場の環境から作業者の健康に悪影響を与える因子を除去し、良い作業場を維持するための対策


作業管理
適正な作業標準の設定、教育、個々の労働者に対する個別的な作業の指導などによって、適正な作業動作、機器の取り扱い、個人用保護具の使用方法などを習得させ暴露を防止する。


健康管理
健康診断により、ばく露量の検査や、ばく露による軽微な身体反応を検知し、健康被害の早期発見と予防を行う。




順番も上から取り組むことが必要祖言であることも、大事ですね。


対策の順番と言えば





リスクアセスメントの対策の順番



作業や、有害物質の使用の中止。使用量の削減。
危険な作業の廃止・変更等、設計や計画の段階から労働者の就業に係る危険性又は有害性を除去又は低減する措置 



設備の改善
(工学的対応)

インターロック、
局所排気装置等の設置等




作業管理対策(マニュアル・教育)
マニュアルの整備等の管理的対策、
作業時間減(迅速化・効率化)




保護具は最後。
個人用保護具の使用





災害発生時に発生要因を分析せずに、一等最初に保護具着用のルールを守らせていますって、安全対策を語る課長さんたちのなんと多いことか。。。

 

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  • 作者: 宏, 林

  • 出版社/メーカー: 第一法規

  • 発売日: 2020/09/25

  • メディア: 単行本