第7回 京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム 「世界を動かした技術とその道しるべ-技術革新と生命倫理-」

先週行われた標記のシンポジウムに参加しました。

今年初めてオンラインシンポジウムの形式で実施されたとのことですが、山中先生の講演もありましたので参加してみました。高校生から広く一般の方をターゲットにしてお話しいただいているので、技術的なお話も分かり易く説明頂けています。

山中先生のお話は、心打ちました。

以下、事務局からのご案内です。

本シンポジウムWebサイトにて、講演及び
パネルディスカッションのオンデマンド配信を開始致しました。
申込は不要で、いつでも何度でも視聴いただけます。

2月16日（火）当日は、ゲノムやiPS細胞といった
最先端の生命科学の研究についての分かりやすい講演と
パネルディスカッションが行われました。

パネルディスカッションでは、京都大学iPS細胞研究所の
山中伸弥教授から研究者を目指す高校生へのメッセージ
もあり必見です。

もう一度見たい方も、ライブではご覧になれなかった方も
下記のURLから是非お楽しみください。

↓ここをクリック↓
http://kuip.hq.kyoto-u.ac.jp/ja/

以下、私の簡単なメモ

文化としての科学　JT生命誌研究館　中村桂子先生
生命史　
文明は、科学技術として発展してきた
　生物機械論＝自然のモデル化　　　　　→人類が自然を支配
　粒子理論的機械論
　分析・分解し極める究める

共通性（DNAと細胞）と多様性　　　　　→人類は自然の一部
　全体を見て理解する

生命誌の世界観
　自然（生命系）と人工・文明（社会）としての二面性＝重ね書き

ゲノム編集の最前線　広島大　山本卓先生
ゲノム解析は、高速化・低価格化している。
　人の全ゲノム＝数万円
ゲノムの変化（DNAの変化：損傷と修復ミス）→進化の原動力
ゲノム研究　病気の原因となる遺伝子を探す
　　　　→同じ遺伝子を持つ細胞・生物を作って、治療法を探す
狙った遺伝子に変化を作ることは難しかった
　　　　→可能になってきた：ゲノム編集技術
　狙ったところを切る：バクテリアの持つ制限酵素
　20個くらいの塩基を識別してDNAを切ると、ヒトの遺伝子のほぼ一か所を切ることが出来る
　　→Crisper-Cas9　2020ノーベル化学賞（従来の技術より、著しく簡便な操作）
ゲノム編集を利用した、品種改良・創薬・遺伝子治療法の開発などが進められている。　

　

　

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