労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。
労働衛生コンサルタント試験問題の傾向(記述式科目 健康管理の概要) [労働衛生コンサルタント過去問:健康管理]
労働衛生コンサルタント
記述式 健康管理の試験問題の傾向を数回に渡って載せます。
これから受験にむけて学習される方の参考になれば幸いです。
第一回は問1から問4の概要について。問1から問4があり、問1問2からどちらか一方、問3問4からどちらか一方、を選択しての回答となります。
記述式科目「健康管理」は、保健師さんや産業医さんが、その資格と経験を生かして労働衛生コンサルタントになるときに、受験する科目ですね。
私は、作業環境測定士登録を利用して、労働衛生コンサルタントを目指しましたので、受験科目では無かったのですが、設問を見たところ受験勉強に役に立つ内容でしたので、直近2年分くらいは模擬試験的に取り組んでみました。
試験終了後に過去問の出題傾向を整理したのが下の表ですが、「衛生工学」でも良く出題される「化学物質リスクアセスメント」、「3管理」、「有害物質の健康影響」などが、頻出していますね。 保健師さんも産業医さんも、作業環境測定や化学物質リスクアセスメントを実際に経験することは少ないようですので、身近な経験がない分、難問なのかもしれませんね。
労働衛生コンサルタントになると、実施した結果の報告を受け、実施内容の妥当性や結果を評価して、必要に応じて改善の指導を行う訳ですから、試験には当然問われる知識なのかもしれません。
そういう観点で、他の設問の構成をみると、やはり、実際の事業所で課題となる事例の多い分野が、出題されているように思いますので、労働衛生コンサルタントは、知識だけでは無く現場実務の遂行力を問われている様に感じました。 次回以降、それぞれの分野でどんな設問だったのかを見ていきたいと思います。
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