労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。
労働衛生コンサルタント試験問題の傾向(記述式科目 健康管理一般) [労働衛生コンサルタント過去問:健康管理]
労働衛生コンサルタント 記述式 健康管理の試験問題の傾向を数回に渡って載せます。これから受験にむけて学習される方の参考になれば幸いです。
第5回は後半の二択(問3と問4の選択)に良く出題されている健康管理の分野の問題を見てみましょう。
(問1から問4があり、問3問4からどちらか一方を選択しての回答となります)
記述式の後半の二択(問3と問4の選択)には、一般的な健康管理の問題が出題される傾向があります。メンタルヘルスや過労働管理、事務作業などの他、衛生管理なども問われています。範囲は広いのですが、衛生委員会に出席している産業医さん保健師さんには、経験豊富な分野では無いでしょうか?
H25とH26の問題集は購入していないので、ご容赦ください。
過労働管理や衛生委員会と産業医の役割なども、幅広く問われています。こちらは、衛生管理者向けなのではないかとも思えますが、基本的なところから、応用編まで幅広い知識が求められているようです。基本的な事柄を問うている小問が多いので、択一式の労働衛生法令・労働衛生一般の過去問をしっかり勉強されている方には、6-7割は解答できると思われますので、落ち着いて一つ一つ記述すれば良いのでは無いでしょうか。
また、ここ数年の間に、厚労省による様々な施策が行われており、ガイドラインなども沢山通知されていますので、そちらを参考に勉強されると良いと思います。但し、「項目を複数個挙げよ」といった設問では、ガイドラインに書かれている5-6個の施策を列挙する必要があります。2-3個なら覚えていても、中途半端な勉強では、残りが思い出せず、悔しい思いをしたり、試験会場で慌てたりすることがあるかもしれません。全部は無理でも4-5個は書けるような、ちょっと細かい部分まで勉強しておく必要がありそうですね。
ここでも、やっぱり「労働衛生のしおり」が勉強には便利です。
「またか」と思われるかもしれませんが、概要・全体像を把握するには一番だと思います。この本で基本的な事柄をインプットしてから、気になった項目を厚労省のガイドラインや通達で確認されると、全体像が把握できるだけで無く、記憶しやすいのでは無いかと思います。
目次のページを載せておきます。
基礎からはじめる職場のメンタルヘルス―事例で学ぶ考え方と実践ポイント
- 作者: 川上憲人
- 出版社/メーカー: 大修館書店
- 発売日: 2017/06/27
- メディア: 単行本
こんにちは。
某企業でEHS関係の仕事をしております。
危険物甲種,衛生管理者,公害防止管理者水質1,大気1を持っており,去年末の環境計量士の国家試験に合格しました。(登録講習はコロナの影響で未受講です。)
将来的には労働衛生コンサルタント,労働安全コンサルタントの資格取得を目指したいと考えております。
(コンサルタント関係は受験者数が少ないこともあり,情報が少ないんですよね。)
色々,当ブログには色々な有用な情報が書かれていますので,これからも是非参考にしたいと思います。頑張ってください。
by EHS万歳 (2020-06-06 08:09)