労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。
特例講習(個人サンプリング法)~令和2年度のみ実施~ [講習会情報]
溶接ヒュームの改正告示にも書きましたが、個人サンプラーを用いた作業環境測定が、いよいよ具体的に定められました。
「金属アーク溶接等作業を継続して行う屋内作業場に係る溶接ヒュームの濃度の測定の方法等について」(令和2年7月31日付け基発0731第1号)には、【作業環境測定】とは記載されていないのですが、
細部事項の1)第一条関係1の(ク)に、『測定の精度を担保するため、本条各号に規定する試料採取方法及び測定方法の決定並びに試料採取機器の選定については、第一種作業環境測定士等十分な知識及び経験を有する者により実施されるべきであること』とあるので、作業環境測定士さん(作業環境測定の出来る会社)に委託することになりそうです。
他の講習会とは別建ての「特例講習」は、今年度限り、となっており、来年度以降は、作業環境測定の登録講習の一部分に同じ内容の「特例講習」が追加されるとのことです。
C測定D測定の対象は、①特化粉じんと鉛、②塗装作業等有機溶剤等の発散源の場所が一定しない作業が行われる場所なので、作業環境測定士の特化物の資格を持たれている方、塗装作業を有する事業所を受け持つ作業環境測定事業者の方は必須ですね。
また、労働衛生コンサルタントの方で作業環境測定士の登録をされている方も、有用な知識になるのではないかと思います。私も二種作業環境測定士の登録しかしていないのですが、受けておこうと思っています。
とはいえ、新型コロナがなきゃ、何も悩まず申し込んでいるのですが、ちょっと、思案中です。
日測協は、東京以外でも、札幌岡山静岡水戸郡山長野の6都市で、各2回開催されます。
かなり満席に近くなってきましたね。
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