労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。
リスクアセスメント進め方と各種リスク評価手法について [労働衛生工学 出題ポイント]
今日はリスクアセスメント手順と各種評価手法について、復習してみたいと思います。
先ずは【リスクアセスメントの進め方】
何度も過去問に登場する項目ですね。 ステップ1~3を狭い意味で、リスク評価と言ったりします。
ステップ4が努力義務というのは意外ですが、法的に義務のある管理策は実施されている前提ですね。
先ずは【リスクアセスメントの進め方】
何度も過去問に登場する項目ですね。 ステップ1~3を狭い意味で、リスク評価と言ったりします。
リスクの見積もりに関しては、一時期、手法に関する問題、特に有害物質に関する測定の不要な手法「コントロールバンディング」などが良く出題されてましたが、昨今の行政や各安全機関の発表の主流は、個人ばく露や簡易測定などの測定結果に基づくリスク評価手法のように思います。
【リスクを見積る方法】
【A】<ばく露量を測定せず、作業内容と有害性の程度から見積もる方法>
対象物が労働者に危険を及ぼし、または健康障害を生ずるおそれの程度(発生可能性)
と、危険または健康障害の程度(重篤度)を考慮する方法
【B】<ばく露量を測定・あるいは、推定してリスクを見積もる方法>
労働者が対象物にさらされる程度(ばく露濃度など)とこの対象物の有害性の程度を考慮する
方法
方法
【C】その他、【A】、【B】に準じた方法
危険または健康障害を防止するための具体的な措置が労働安全衛生法関係法令の各条項に規定
されている場合に、これらの規定の実施状況を確認する方法などがあります。
されている場合に、これらの規定の実施状況を確認する方法などがあります。
爆発や火災などの危険性のリスクアセスメントは、ばく露量とは関係が無いので、【A】か【C】に限られます。
#労働衛生コンサルタント,#口述試験,#試験対策,#労働衛生工学,#筆記試験,#記述式試験
豊かさと環境―化学物質のリスクアセスメント (シリーズ・環境を考える)
- 作者: 栗原 紀夫
- 出版社/メーカー: 化学同人
- 発売日: 1997/10/01
- メディア: 単行本
2021-10-12 05:00
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0