表示通知対象物質の追加に関して「SDS作成時の留意事項」が通達されました

厚労省からのSDS記載時の留意事項についての通知が発出されています。
　
今後計画的に「表示通知対象物質が追加されることに伴って、あらかじめその旨をSDSに記載しておくことように努めて欲しいとの内容です。
また、「規制対象候補物質から除外された場合又は施行日が変更された場合であっても、今回の要請に基づき作成されたものである限りは、虚偽又は違法記載であるとは取り扱わないこととします。」とのことです。
　

通知別紙

記載例１：
労働安全衛生法　名称等を表示すべき危険物及び有害物
（法第57条第１項、施行令第18条第１号、第２号別表第９）（○年○月○日以降）
労働安全衛生法　名称等を通知すべき危険物及び有害物
（法第57条の２、施行 令第18条の２第１号、第２号別表第９）（○年○月○日以降）
労働安全衛生法　危険性又は有害性等を調査すべき物（法第57条の３）（○年○月○日以降）
　
記載例２：
【労】57　：名称等を表示すべき危険物及び有害物 （○年○月○日以降）
【労】57-2 ：名称等を通知すべき危険物及び有害物  （○年○月○日以降）
【労】57-3 ：危険性又は有害性等を調査すべき物 　（○年○月○日以降）
　
追加予定の化学物質のリストや、同時に検討されている「自律管理への移行」については
労働安全衛生総合研究所の特設ホームページに詳しく載っています。
https://www.jniosh.johas.go.jp/groups/ghs/arikataken_report.html

令和３年度中に追加される予定の物質リスト（エクセルファイル）

令和４年度追加予定物質と、令和５年度追加予定物質のリスト（エクセルファイル）
　
令和３年度　２３４物質　パブコメ発出済み
令和４年度　６７５物質
令和５年度　８２７物質
　

各化学物質関連メーカーさんは、早めに準備に取りかかってくださいということだと思います

　

一方で、「自律管理」に関しては、昨年１２月２０日に開催された厚労省の検討会「化学物質による労働者の健康障害防止措置に係る検討会」にて有識者からいろいろな意見が出されているようですので、そちらも注目です。

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タグ：化学物質管理のあり方 自律管理 表示通知対象物質の追加 労働衛生コンサルタント