労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。
RST講座 振り返り① [講習会情報]
中災防(JISHA)東京教育センターのRST講座
5日間を振り返ります。
RSTとは次の略称です。
R:労働省(現厚生労働省)方式
<ROUDOUSHOU> ←何故かローマ字(^_^)
S:安全衛生教育
<Safety And Health Education>
T:指導員
<Trainer>
R:労働省(現厚生労働省)方式
<ROUDOUSHOU> ←何故かローマ字(^_^)
S:安全衛生教育
<Safety And Health Education>
T:指導員
<Trainer>
最初に、5日間のカリキュラムとその概要をご紹介します。
講座は、「平成18年5月12日付け基発第0512004号」に準拠して構成されており、https://www.jaish.gr.jp/anzen/hor/hombun/hor1-47/hor1-47-32-1-0.htm
修了すると「製造業の職長教育」が出来るようになるという内容です。
中災防の講習カリキュラムは、
①教える内容:職長の職務に必要な固有技術 12教科
②教え方 :講師として必要な教育指導技術 2教科
③総論 :災害事例研究
など、盛りだくさんです。
ほぼ全ての教科で、座学の後にグループ討議とその発表があり、
実務的な技能を上げる工夫がされています。
また、一人一回、役割演技としてどれか一つの教科の「模擬講義」をすることになっており、そのため、一人二つの教科で、指導案と、指導案で使う討議テーマ及び討議に使う様式を作り、作った指導案をの発表用のパワポページを10分間のダイジェスト版で作る必要があります。
指導案の作成は、講師のチェックも入るし、発表もあるので、大変な作業でしたが、実際に自分が職長教育を実施するための準備と言うことで、全員分担して取り組むという感じです。
私も、発表前日は、夜遅くまで指導案を作って、殆ど眠れずに朝を迎えました。
次に、講師のご紹介
前半 水田講師 JISHAの専任講師
後半 藤森講師 元JISHA東京センター長
水田講師は、全身で表現するスタイルで、熱い想いが伝わってきます。
自動車メーカーで安全関連の統括を経て、JISHA講師になられたとのこと。
メーカー勤務時代は、激務で体調を壊されたこともあったそうです。
藤森講師は、労基署の監督官出身とのこと。
JISHAを退官された後も、非常勤講師やコンサルタントとして活躍されているそうです。
法令に関するこだわりが強く、法令をいろいろな観点で読み解く解説が面白かったです。
講習のスライドに、時々、サラリーマン川柳っぽい安全川柳が入って、
講義内容とはゆるく関係した内容で、少しほっこりさせて下さいました。
「危機感を 持てと言ったら 辞めた部下」とか
「愛犬が 我が家で一番 聴き上手」とか
教科目毎のトピックスなど、明日に続きます。
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