労働衛生コンサルタントの過去問や、労働安全衛生・環境関係の法令改正情報を綴っています。
事業運営のための衛生工学知識を深め、また、労働衛生コンサルタントを目指す方の参考になるよう、衛生工学の知識と新しい法令の告知情報を中心に記載していきます。
環境計量士の資格から、順番に、労働衛生コンサルタントに繋がったので、環境関連の話題も載せています。
ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル [その他、労働安全関係]
労働安全衛生総合研究所から、「ロールボックスパレット使用時の労働災害防止マニュアル。安全に作業するための8つのルール」が公開されていますんので、ご紹介したいと思います。
カゴ車(しゃ)とも呼ばれる人力運搬機で、陸運業や卸・小売業などで広く使用されていますが、一方で、ロールボックスパレットの下敷きになったり、足をひかれる、手をはさまれるといった労働災害が多く発生しています。
労働安全衛生研究所技術資料(「ロールボックスパレット起因災害防止に関する手引き」TD-No.4)の内容のポイントを抜き出した概要版になっています。ロールボックスパレットを取扱う作業者が安全に作業するための基本的なポイントを、イラストを使ってわかりやすく説明してあります
概要版リーフレット
ルール1:段差、傾斜のある場所での取扱い
事故が起きやすい場所なので、細心の注意を払って作業しましょう。ルール2:作業服、作業靴、保護具
安全作業のためにも、きちんとした作業着を身につけましょう。
安全作業のためにも、きちんとした作業着を身につけましょう。
ルール3:ロールボックスパレットの基本操作
基本の操作を覚えて、事故を起こさないようにしましょう。
以下、ルール8まであります。
尚、禁止事項があるので、こちらも大事と思います。
ルール3:基本操作の禁止事項
●素手で操作しない。
●足で蹴って動かさない。
●走ったり、大きな歩幅での操作はしない。
●転倒のおそれがあるため、積載面には乗らない。
●脱輪や転倒のおそれがあるので、複数台連結して取扱わない。
ルール6:荷物の積載の禁止事項
●最大積載量を超えた積載はしない。
●ロールボックスパレットからはみ出した積載はしない。
●側面パネルに立て掛けて積載しない。
●側面パネルを圧迫するような積載をしない。
●荷崩れのおそれがあるため、ロールボックスパレット本体や中間棚のピンが変形したまま使用しない。
以上のようになっています。
事業所で使用しているメンバーに教育する良い資料だと思います。
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